俺と太陽の神殿
今日はゴーストリコンワイルドランズの発売日なので絶対に定時で帰る。
そう心のなかで呟き続けてます。
小学校の頃、なぜかうちのクラスだけで爆発的に流行ったゲームがある。
確か小5の頃だ、ADVゲームで太陽の神殿と言うソフト。
ファルコムから発売されていた。
内容は、古代マヤ文明をモチーフとしたアドベンチャーゲーム
渋い、題材がしぶすぎる。
文字が出るたびに聞こえるシャリシャリ音は一体何を使って文字を売っているんだろうか気になって仕方がない。
そして8ビットサウンドがいいねぇ~
内容も渋いがゲームの中身もやはり渋かった。
とにかく詰む。
間違った順序で動けば詰む。
しかも詰んだときづけないシステムのせいで現時点で自分のプレイがちゃんと正解なのかどうなのかが全くわからないのである。
当時は当然ネットもなけりゃ攻略サイトなんてあるわけ無い、とにかく死んで覚える・メモって覚える・放課後や学校の休み時間に情報交換するしか無いのである。
多分平成生まれの子達は名前すらも知らないソフトだろう、だが当時我ら5年2組でも猛烈にこのゲームがブームになった。
ちなみに先日、ファミコン本体を小学4年生に見せた所、教科書で見た事があると言われた。
世のお父さんは子供にスマホや次世代機ではなくファミコンを買い与えて社会の厳しさや理不尽さに今のうちから順応させたほうがいいともう。
話を太陽の神殿に戻そう、本作はこの当時には非常に珍しい、ゲーム内には時間の概念が存在しているが、プレイ時間ではなく、行動によって変化する周期で、遺跡の出入りで時間が変化する。
この設定は攻略にも反映されていて、時間を把握していないとクリアできない場面も存在している。
当時以前に発売されたADVと違い、総当りで攻略ができない、アドベンチャー画面で特定のポイントをアイコンで探し出したり、順序だてた手順を踏まないと攻略できない場面がある為、総当りでひたすら脳死したみたいにAボタンを押してもクリアできない。
よって謎解きは非常に難解な上に覚えゲーの側面が強くなるが詰む条件が明確にならない間はただひたすら何が駄目だったのか小学生の根気とヤル気をどんどん削いで行くのは言わずもがななのである。
チチェン・イツァ、カラコル、カスティーリョなどの名前を覚えるが全く試験に出ることは無かったよ、ありがとうファルコム。
5年2組で一時的に以上なブームを読んだが、結果を言ってしまおう。
当時クリア出来たものは0人だ。
しつこく攻略に挑むメンバーも次第に他のゲームに浮気して結局、当時多かったエンディングは見てないけどクリアしたことにして次のソフトをお父さんに買ってもらおう作品の一つなのだ。
なぜこの話を今更するか?それは遡ることかなり前、クリアしやすくなったセガサターン版で初めてクリアできたからなのである。
そして大人になって再プレイして思ったことがある、確かに一瞬で詰む、そして詰むポイントが非常に多い本作ではあるが、理不尽な謎や意味不明な謎はなく非常にストーリーにきちんと沿った物になっている。
11歳の自分へメッセージを送るとするならば、20代半ばまでクリアできないからさっさと他のゲームやれよ!と言うことだ。
エンディングを見たい人、Youtubeで見ずに是非自分の力でそれを成し遂げて欲しい
ぼくたちはとにかくメキシコへとむかった